土地の相続(贈与)と有効活用について

tman(鹿児島県)

解決済み 2010年06月09日
 tmanと申します。
 よろしくおねがいいたします。

 15年ほど前に父が祖父から相続した約700坪の土地があります。
地目は畑ですが、そこで農業が行われていた記憶は親戚中だれもなく、昔から荒地として放置されています。不動産鑑定士による相続時の評価額は田舎なもので数十万円だったそうです。
 
 ところがしばらく前からその地域で幹線道路整備がはじまり、その土地は道路区画には入っていなかったのですが、見事に長辺が道路と面するかたちになります。
その土地は住まいからも離れた地域にあるため、今年に入り市役所の親戚が気づいて教えてくれるまでそんなことになっているとは誰も知りませんでした。
 周辺では大型の公共施設(県が発表しました)やホテルの建設などが予定されているようで、すでに不動産や開発業者による土地の買収がはじまっているようです。周辺の畑や土地の所有者にたずねると、確かにかなりな高額提示で交渉にあたっている業者もいるとのことです。
 
 質問ですが:自分で色々と調べてみたのですが、近い将来価値が高騰するような相続予定の財産、特に不動産などは価値が低いうちに贈与したほうが有利であるとのアドバイスがありました。今すぐに父から地目が畑のまま贈与してもらうと、低い評価額で収まるのでしょうか?
 現時点では父母の意向もあり、また生活にも余裕はあるので金額に関係なく売却の予定はありませんが、近い将来賃貸物件を立てて収益で兄弟親戚などにも利益の還元ができればとも考えていますが、何分素人なので計画を進めるのに不安があります。このような場合はFP、不動産業者、税理士、etc. 誰に相談するのが適切なのでしょうか?

以上につきまして先生方、プロのアドバイスをよろしくお願いいたします。
 
 ちなみに父(長男)が祖父から遺産相続を受けたときは「本家の長男が全て引き継ぐ」という考えで、祖母への配偶者相続はなく直接父が相続しました。そのときに父の兄弟全て相続放棄をしています。私も長男なので、将来的に全て引き継ぐという了解で兄弟親戚も納得しています。

私(長男39歳・既婚・両親同居) 父(70歳) 母(61歳) 弟2人(既婚・別居)

No.212

質問者からのメッセージ

2010.06.12

ご回答頂いた先生方の貴重なアドバイスとご意見、大変参考になりました。 悩ましい問題への進むべき道筋と光明が見えました。 ありがとうございました、心より感謝いたします。

回答 2件

石井 詳文 ファイナンシャルプランナー
所属:石井ファイナンシャルプランニング
エリア: 愛知県 愛西市

生前贈与として評価額で決めたいと申してるのですね?おっしゃる状況だと公示価格も上がってきているので、年110万ずつ引き継いでいって登記を変更していけばいいのでは?それか相続時精算課税制度を使って、お父さまの寿命が長くないというときに土地の贈与に踏み切ればいいのでは?
ただ、ご兄弟は気が変わって遺留分の請求権を申し立てることもありえます。
FPか不動産鑑定士に相談されるといいのではないかと思われます。
石井先生、ご回答ありがとうございます。
まずは父母、兄弟を交えて現状について相談したいと思います。
それからアドバイスにあったように、まずは知人の紹介が得られるFPや不動産鑑定士な等がいないかあたりたいと思います。
ありがとうございました。

2010.06.10


+ 全文を見る

山梨 ファイナンシャルプランナー
所属:月見里FP事務所
エリア: 北海道 江別市

だれに相談したらいいのという質問事大が答えです
専門分野が多岐にわたるので誰?というふうに迷うのです
もちろん、不動産FPに相談してください
実務上、土地家屋調査士・司法書士・税理士・鑑定士という職の人達と協力しなけれ3ば、仕事ができません。
ご質問の回答ですが、税金が一番のお困りごととお見受けしました。
確かに、贈与という手法も間違いではありません
相続時精算課税制度を利用するもよし、暦年贈与も利用するのもいいでしょう
目的にあわせて手段をお選びください
金額が大きくなるようでしたら、一般的には保険を利用した節税対策をしたいものです
一番重要なのは、土地の種目が畑ということです
実際、農業をしていなくても、種目が畑であれば、簡単に転売できません
人間の記憶にたよるのではなく、実際に公的機関に調査してみる必要性が大です
いろいろな、制限がありますのでお勉強してみてください
土地収用や営業保証金についてもお話したいのですが意図からはずれますので今回はやめます
以上
ヤマナシ先生、ご回答ありがとうございました。
やはり素人ですと、先生がおっしゃるように「誰に相談したらよいか」の入り口の判断が難しいところです。アドバイスいただいた専門家への協力と連携を検討して対応したほうがよいようですね。家族で相談するのにご参考にさせて頂きます。

2010.06.10


+ 全文を見る